ヨーガインストラクター その資格を取得した理由(下)

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はじめに

こちらはノンフィクションの物語になっています。

まずはこちらからどうぞ

ヨーガインストラクター その資格を取得した理由(上) 本編 

ヨーガインストラクター その資格を取得した理由(上)
ヨーガインストラクターの資格を取得した理由。肩書の為の資格ではなく、生きた資格にしなければならない。本当の学びは資格取得後から始まる。

ヨーガインストラクター その資格を取得した理由(下) 本編

同じ波は存在しない

遥か遠くから旅を続けてきたうねり

旅の終わりもあと僅か

うねりは波へと姿を変え

歓喜の舞を舞う

リズムを刻む波の音

白波が砂のキャンバスを白紙に戻し

波は次の旅路に就く

 

澄んだ空気をいっぱいに吸い込み、ゆっくりと吐きながら目を閉じてみる。

それまで聞こえていたはずの波の音は止み、静寂が心を支配する。

ただ自然を感じながら、そしてそのエネルギーで身体を満たす。

バリ島とは思えないほど空気が涼しい乾季の早朝。

ビーチには人それぞれのルーティンがある。

ジョギングで汗を流す人、愛犬との散歩、ただただ自然を感じる人、

そしてサーファー。

風はなくタイドはローからミドルへ。

ホームポイント、ニクソマ・ホテル前。

(パドマ・ホテルとジャヤカルタ・ホテルの間)

自然に感謝の祈り、サーフボードを浮かべ波の割れるアウトへ向かう。

最近ではパドルのひと掻きふた掻きでその日の調子が分かるようになった。

信じられないかもしれないが本当である。

調子が良ければ楽にゲッティングアウトし、ちょっとすると波が入ってくる。

波をとらえインサイドまで完璧に乗り、またアウトへ。

するとまた自分の場所へと波が入ってくる。

このような状況が約1時間ほど続く。

このように自然と完全に呼吸があった時のサーフィンは全く疲れない。

 

二度と巡り合うことのない、たった一度きりの波

サーファーはその波にラインを刻み、己のすべてを表現する

「Selamat siang.」

「Apa kabar?」

「Baik-baik saja!」

同じバンガローに住むドイツ人の友達との挨拶と会話。

この会話の風景はローカルには不思議に映るらしい。

確かにドイツ人と日本人が、

インドネシア語で会話をしているのだから不思議かもしれない。

そんな彼に後日到着する彼女にヨーガを教えてやって欲しいと頼まれた。

ひとつ返事で快く引き受けたものの今までにヨーガをシークエンスで教えたことのなかった私は、プログラム構築というdutyと対峙することになったのだ。

ヨーガ歴も何も分からない状況でのプログラム構築、簡単なわけがない。

今までの経験と数冊のヨーガ書籍を頼りに限られた時間の中で必死に考えた。

そして出来上がった数種のシークエンスを実践しチェックをしてみる。

よしこれで決まりだ。

当日の私は幾分緊張していたことを今でも覚えている。

また英語でのinstructが私をより一層ナーヴァスにした。

手振り身振り、実演を交えながら進めていく。

もう時間は関係なかった。

全身全霊と言っても過言ではないほど全力で。

教えきった後の私は今まで感じたことのない達成感に包まれていた。

そして彼女から、

「教え方が上手、絶対にヨーガの先生になるべきよ」と言われたのである。

実は彼女、バリ島に来る前にタイでヨーガを勉強してきたらしく、

それらのインストラクターと比べたのかもしれない。

今思い返してみれば私の教え方が上手なはずはないのだが、

私の全力が彼女に伝わったのかもしれないと思っている。

私はこの経験で、教えるという行為が最高の学びであること、

そして初心がいかに大切なのかを改めて知った。

お世辞だったのかもしれない彼女の感謝の言葉、

その言葉がさらなる学びへと導いたのです。

資格取得が目的になってはならない

肩書の為の資格ではなく、生きた資格でなければならない

資格はあくまでも目安

資格取得後から始まる、本当の学び

本物だけを学び続けよ

学ぶことを止めてはいけない

生きることとは、学ぶことなのだから

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