中道ヨーガの世界

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中道ヨーガとは

 

タイトルこそ立派ではあるが、世間で認知されているわけでもなければ、

誰一人として知らない、そう言っても過言ではない。

生徒は私ひとりで、指導者もまた私自身、つまり一人二役といったところである。

私が言及している中道とは、原始仏教、

つまり釈迦の説いたオリジナルに近いものであり、

概して不苦不楽の中間の道を意味する。

中道という言葉を使用するに至った理由

ヨーガを学び続けるなかで心身の健康への意識の高りは私だけに限らず多くのヨーガ実践者が感じていることだと思う。

自己統制のためのアーサナが次第に自己強制に変わり、

食に関してもあれもダメこれもダメと決めつけ終いには極端な食事法にたどり着く。

当然のごとくこのような食事法では健康状態を保てるわけもなく、

心身ともに病んでくる。

少なくても私の場合はそうであった。

(もちろん例外はあるし、否定するものでもない。)

しかしながら、これらの極端な実践と経験をしたことによって本当に大切なことに気づくことになった。

それが中道という世界観。

身体がニュートラルな状態に修まれば心もニュートラルな状態に納まる、

逆もまた然り。

心身一如ではないが、心と体は絶対に切り離せないものなのである。

そういう意味合いでも東洋思想、医学のアプローチには共鳴させられる。

ただしニュートラルな状態は人それぞれ違うし、

自分自身のニュートラルを見いだすのは一朝一夕で出来るものではない。

そして日々微妙に変化していく。

それでも一度自分自身のニュートラルを見つけることができたのならば微妙な変化には対応できる。

それには心と体の状態を日々観察する必要がある。

(意識が内側に向きやすいアーサナ中が自己観察のベストタイミング)

体調の優れないときには数日前までの生活を思い返してみて原因を絞り込み、

調整をしてみる。

このルーティンを継続することで容易に体調不良の原因がわかるようになる。

またヨーガを長い年月実践している人であれば生活ルーティンが概ね確立されていると思うので、体調不良の原因究明がしやすいのではないだろうか。

如何でしょうか。

中道という観念が特別難しいことではないことをご理解頂けたことと思います。

それでは次に、ヨーガの内容を簡単に説明致します。

ヨーガの八段階

 

ヨーガの八段階

(この八支則には私個人の見解が含まれています)

第一段階 ヤマ(禁戒) 道徳律であり、してはならないこと

第二段階 ニヤマ(勧戒) 個人の規律、するべきこと

第三段階 アーサナ(坐法) 身体を整える術

アサナは身体に安定と健康をもたらし、結果的に心も安定する

第四段階 プラーナーヤーマ(調気法) 呼吸のコントロール、微細なエネルギーの開発

第五段階 プラティヤーハーラ(制感) 感覚、意識を内側に戻し留める

第六段階 ダーラナー(集中、凝念) ひとつの物事と一体になっている状態

第七段階 ディヤーナ(瞑想、静慮) 集中が途切れない状態

第八段階 サマーディ(三昧) 瞑想が頂点に達した状態

ヨーガ八支則はとても奥深いので専門書籍で学ぶことをおすすめ致します。

 

おすすめヨーガ関連書籍

ヨーガスートラ

 

  • 佐保田鶴治『解説ヨーガ・スートラ』
  • 『ヨーガ・スートラ パタンジャリ哲学の精髄』東方出版㈱
  • グレゴール・メーレ、伊藤雅之(監訳)『現代人のためのヨーガ・スートラ』GAIA BOOKS
  • スワミ・サッチダーナンダ『インテグラル・ヨーガ(パタンジャリのヨーガ・スートラ)』

ヨーガ関連書籍

 

  • B.K.S.アイアンガー『ハタヨガの真髄』
  • 山下博司『ヨーガの思想』講談社
  • 沖正弘『ヨガの喜び』光文社
  • ルーシー・リデル、シヴァーナンダヨーガセンター(編集)『ヨーガ本質と実践』GAIA BOOKS

原始仏教関連書籍

 

  • 中村元『原始仏典』ちくま学芸文庫
  • 中村元『ブッタのことば-スッタニパータ』岩波文庫
  • 中村元『ブッタの真理のことば・感興のことば』岩波文庫

 

最後に

 

中道ヨーガには特に厳格な原則があるわけではありません。

 

ヤマ、ニヤマ編

  • ヨーギーである以前に、ひとりの人間として、出来る範囲で実践すること。

 

アーサナ編

  • 呼吸と動作の連動に意識すること。
  • 「木を見て森を見ず」ではないが、あまり細部にこだわら過ぎず、一連の流れを大切にすること。
  • 特に決まりがなく生徒ひとりひとりが自身にあったシークエンスを自分自身で構築できるようガイディングします。
  • アジャストについても本人に気づきを与える程度のもの。

 

プラーナーヤーマ編

  • 特別な呼吸法は行いません。(数分間の特別な呼吸法よりも日々の生活の中で深く長い呼吸を意識するほうが効果的だと私自身が考えているからです)
  • 強い呼吸が必要なときにはウジャイ呼吸を使います。

 

プラティヤーハーラ編

  • まずはマットの上でしっかりと感覚と意識を内側へ向けていく。
  • その積重ねで常に感覚と意識が内側に保てるようになる。

 

ダーラナー、ディヤーナ、サマーディ編

  • 私の感覚では習得するものではなく訪れるもの。

 

中道ヨーガは、自分自身で中道(ニュートラル)を見つけ出し、心身ともに健康で心豊かに生きるための知恵であります。

そして何より指導者を自分の内側に見いだす術でもあるのです。

あなたにとって最高の指導者になれるのは他の誰かではありません。あなた自身なのです。

www.world-of-chudoyoga.com

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