スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)とは
ヨーガ(アサナ)の最初に行うことが多いシークエンス
※ヨーガの流派によって含まれるポーズに若干の違いがある
※アシュタンガ・ヨーガのスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)Aは9のポーズから成っている
どうしてスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)から始めるの?
- 熱を作りやすい
- 筋肉を伸ばしすぎたり、痛めることがあまりない。理由は、アド・ムカ・シュヴァナアサナ(ダウン・フェイシング・ドッグ)以外のポーズはステイがなく、呼吸に合わせて流れているため。
- 外に向いていた意識が内側に向いやすい(集中力が高まる)
スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)は万能なシークエンス?
- シークエンスに含まれるポーズのバランスがいい
- 身体を引き締めて、呼吸を強め、心のバランスをとってくれる
※アシュタンガヨーガのスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)Bも素晴らしい
(スーリャ・ナマスカーラAにヴィラバドラアサナ、ウトゥカタアサナを加えたシークエンス)
実は難易度の高いシークエンス、スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)
- 呼吸と動作の連動の意識
- 耐久力の必要性
- 基本のポーズの集合体だからこその難しさ(傍から見たら美しく完璧に見えても、本人には不十分なことが分かる)
時間が作れない、でもヨーガがしたい人のためのプログラム
- スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)A×5
- スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)B×3~5
- ウッティタ・トリコナアサナA、B
- ウッティタ・パルシュヴァコナアサナA、B
- シャヴァアサナ(屍のポーズ)
※スーリャ・ナマスカーラにはねじりの要素がないので補足
※時間に余裕があれば、フィニッシング・シークエンスを行う
フィニッシング・シークエンス(プログラム4と5の間に)
- サランバ・サルヴァンガアサナ(肩立ちのポーズ)
- ハラアサナ(鋤のポーズ)
- マツィアサナ(魚のポーズ)
- シルシャアサナ(頭立ちのポーズ)
最後に
一般的にスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)といえば、ウォーミングアップと捉えられがちですが、実際は高難易度の奥が深いシークエンスなのです。
私自身ヨーガを始めてから15年ほど経ちましたが、未だに納得のいくスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)を一度たりともできたことがありません。
とはいえども、基本的なポーズから構成されているこの万能なスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)に数個のポーズを加えることで、簡単なプログラムが完成します。
時間が無いと諦めるのではなく、数十分の時間を作ってスーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝)からヨーガを初めてみませんか。
忙しい、忙しいと言っていては、心が身体から遠く遠くへと離れてしまいます。
心を亡くしてしまえば、きっと何をやっても上手くはいかないでしょう。
まずはマットに坐り、遠く離れた心を取り戻しましょう。
そして今度はその心を身体に繋ぎ留めましょう。
すべてはあなたの心次第です。
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