はじめに
何をもってヨーガ上級者というのであろうか?
ヨーガに精通した人?
アサナマスター?
ヨーガの世界でのレベル付けはとても難しい。。。
本音を言えばレベル付けの必要性について疑問をもってしまう。
ではどのようにレベル付けをしているのであろうか?
現代ヨーガのレベル付けは、ほぼほぼアサナのできるできないで計っている。
これには理由があり、ヨーガスタジオにおいて?
クラスを安全に円滑に進めるということが第一にあるような気がする。
しかしここで疑問が生じる。
例えば、
新体操、バレエなどの経験者は飛び級で上級者?
正直よく分からない。。。
唯一はっきりしていることは、アサナはヨーガのほんの一部に過ぎないということである。
おそらくヨーガを長年継続してきた人は自分自身のレベルについて言及することはまずないと思う。
それは誰よりも自分自身を理解し、ヨーガを理解しているからである。
さらに言えば、そういったものに興味がないのである。
では、
ヨーガ上級者とは、どのような人間なのであろう?
ヨーガ上級者の定義
※私個人の見解であり、ヨーガ界一般の見解ではない。
※私自身がヨーガ上級者なのか、どうなのかは分からない。
ヨーガ上級者とは、
ヨーギーでありながら、ヨーガから開放された人
少し分かりにくいかもしれないので簡単に説明したい。
ヨーガを継続する中で必ずと言っていいぐらいストイックになり過ぎる時がある。
少なくとも私自身はそうであったし、
ヨーガを始めてから5年が経った頃から3~4年間はヨーガ熱に浮かされていた。
今現在はそのヨーガ熱も治まり、平熱に戻っている。
しかしヨーガに対する情熱を失ったわけではない。
炎を上げていた炭が熾火になった状態で、ヨーガへの情熱はより高まっている。
そしてこの平熱の状態こそが、ヨーガから解放である。
私の考えるヨーガ上級者とは、
ヨーガに精通している人でも、アサナマスターでもない。
ヨーギーでありながら、ヨーガから開放された人である
ヨーガから開放された状態は、
ヨーガの定義
「ヨーガハ・チッタ・ビリッティ・ニローダハ」
つまり、
「ヨーガとは個人意識における動きの静止である」
「ヨーガとは心の働きを止滅するものである」
に非常に近い状態だと私自身は考えている。
あなたの考えるヨーガ上級者とは、どのような人でしょうか?
是非一度考えてみて下さい。
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